作業ログを書くために大切な、たった一つのこと
2006年5月31日(水) 07:55数日中断していた作業を継続しようと思ったけれど、 中断前にどこまで進んでいたか、まったく覚えていなかった。 覚えていることは、その作業に自分が与えたプロジェクトコード(数文字からなる英文字列)だけである。
でも、あわてないあわてない。 おもむろにプロジェクトコードをコマンドプロンプトで入力する。 実はプロジェクトコード名はバッチファイル名にもなっていて、 それを実行すると、そのプロジェクトの作業ディレクトリに移動するのだ。 すると、そこに自分の作業ログファイルが置かれている(このファイルはSubversionで管理されている)。 そこでその作業ログファイルを読む。数日前に私が作業中断前に書いたログが残っている。 数日前の私からのお手紙(引き継ぎ資料)である。 それをふむふむと読みながら「Good Job! よくぞきちんとログを残しておいてくれたね」と数日前の私に感謝する。
つまり、私が「記憶」しておくべきことはプロジェクトコードだけだ。 あとは作業ログファイルが雑多な情報をすべて代わりに記憶しておいてくれる。
こういう仕事の仕方をしていると、 自分の記憶力が衰えることはこわくなくなる(つまり、自己の能力に対する不安がなくなる)。 また、ちょっとした細切れ時間であってもそれなりに仕事を進めることができるから、 たくさんの仕事を並行して処理することもおっくうじゃなくなる (ちょうど、将棋の多面指し(っていうんでしたっけ)をしているような感じ)。 さらに、一つの仕事をしているときに、他の仕事が気にならなくなる (つまり、現在に集中できる)。
そこで大事なのは「作業ログの書き方」になるわけですが、 細かいテクニックはさておき、最重要ポイントを「たった一つだけ」押さえましょう(ってなぜに講義調)。 それは…
作業ログを書くための最重要ポイント:自分の頭の中に情報を残さない
「自分の頭の中に情報を残さない」と心がけて作業ログを書くのが良いです。 ええ、もちろん自分の頭の情報をぜんぶ書くなんて不可能なことは承知です。 でも、たいていの場合は自分の頭に情報を残しすぎ。つまり作業ログに書き足りない点があるんです。 たとえば「次に何をやろうとぼんやり考えていたか」の「ぼんやり」の部分。 「これはやっちゃだめだな」や「あのことは早めにすまそう」といった心づもり。 そういう「うまく表現できないけれど大切なこと」こそ、作業ログに落とすのです。 不完全でもよいです。 そのような心がけを「自分の頭の中に情報を残さない」と表現するのは適切だと結城は思います。
お試しあれ。
追記:上で述べた「プロジェクトコード名に対応するバッチファイル」は自動生成しています。以下でそのスクリプト(hereという名前)を公開しています。ご参考に。
追記:s/多面差し/多面指し/の修正をしました。miwakoさんありがとうございます。